FEATURE

REVIEW

鉄

『鉄』

撃鉄

[label: PERFECT MUSIC/2011]

Amazon

その膨大なライヴの熱気を詰め込んだミニ・アルバム

twitter facebook

文:知念正枝

2011年2月のデビュー・アルバム『撃』のリリース以降、主戦場であるライヴも格段にパワーアップしている。そんな快調な時期の満を持しての今作、セカンド・ミニ・アルバム『鉄』。彼らの“サーカスとライヴを融合させたスーパーイリュージョン・ライヴをやるのが夢”という言葉からも伝わる破天荒でエキサイティングな、そのライヴ・パフォーマンスを詰め込んだような作品となっている。本作も前作『撃』に続き、中尾憲太郎(Cript City/yonGSounds)によるプロデュース。MO’SOME TONEBENDERとの東名阪ツアーや〈ROCKS TOKYO 2011〉への出演で一躍名を上げ、メキメキと頭角を現してきた撃鉄。ゾンビと化したメンバーと客がステージで暴れ狂う様子が異様ながらもコミカルなミュージック・ビデオが印象的なリード・トラック“P.S.”から、リズム隊の豪快なインパクトとギターのどこか不穏な妖しさを持つメロディに加え、Vo.天野ジョージの野生的でパンキッシュなシャウトが乗っかった撃鉄ならではの“肉食系”サウンドが炸裂。撃鉄の新たな顔が見られる魅惑の1曲、暗めミドル・テンポの“でたらめな夜”も含んだ、“服を脱ぎ捨て暴れだしたくなる”1枚。


撃鉄“P.S.” PV

RECENT REVIEW

REVIEW TOP

RECENT REVIEW

REVIEW TOP