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Grinding Sound

『Grinding Sound』

TOKYO No.1 SOULSET

[label: AVEX TRAX/2012]

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その変わらなさによって、変わり続ける20年選手

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文:河村祐介

 2008年のレーベル移籍後、リスタートとも言うべき『No.1』をリリースして以降活発な活動が続くソウルセット。活動20周年の記念作品が続き――2010年にはベスト・アルバムの『BEST SET』、2011年には女性ヴォーカルをフィーチャーし、より広い層へとそのサウンドを届けたカヴァー・アルバム『全て光』をリリース――オリジナル・アルバムとしては『BEYOND THE WORLD』以来、実に3年降りとなる本作。サウンド的には『No.1』以降のスタイルとも言える、エネルギッシュかつクリアに鳴り響くリズムを基本に、ギターの木暮晋也(ヒックスヴィル)や小島大介(ポート・オブ・ノーツ)をはじめ、トランペットなどキーボードなどが参加するなど、生楽器の表情は豊かになっている。また渡辺俊美がソロやDJにて指向しているラテンな感覚も各所にて顔を見せる部分や、ダブステップを援用し、ライヴで威力を発揮しそうな“攻め”の曲となった“Runaway”など、彼らがDJカルチャーに出自を持ち、なんでも取り入れるという彼ららしい感覚をしっかりと感じることができる。そういった部分では初期のレア・グルーヴ的なネタ感が、よりバンド力のアップと共に再構築されているという感覚。

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