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ストレイテナー

ストレイテナー

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──ストレイテナーのCDを買おうとタワーレコードに買いに行ったらたくさんCDがあってびっくりしました。全部買ったら1万5千円も使ってしまいました。

マネージャーさん「ありがとうございます」

「笑」

──今の成功はこれだけやってきた、その成果だ、当たり前だという感じですか?

「成功とまではいってないですよね。」

──そんなことないんじゃないですか!

「インディーズの頃とかリリースしてもリアクションがガッと来るわけじゃなかったんで、それに比べたら成功と言えるのかもしれないですけど」

──インディーズの頃と何一つ変わってないじゃないですか?

「そうですね、変わってないですね。長く続けていったら、何ていうのかな..実ることもあるかなってことですかね」

──ある程度のとこまで来たと思うんですけど、目標はどこまで?

「目標ですか? 目標とかとくにないんですけど。まだまだぜんぜん、あの、かなり、途中という感じがしますね。」

──初期の頃はアメリカぽい感じがして、今はイギリスぽい感じもするんですけど。

「元々イギリスのロックの影響の方が強いんですけど、アメリカっぽい感じを出そうと思っていたわけじゃなく、イギリスっぽいという感じが中々出せなくって。今ようやくイギリスぽい湿っぽさが出せるようになったという感じですかね」

──そうなんですか、昔イギリスにメガ・シティ・4とかセンスレス・シングスとかネッズ・アトミック・ダストビンというアメリカのハードコアに影響を受けて出てきたバンドがいたんですけど、何かそういう人たちと雰囲気が似てるなと思ってたんです。

「今 あげられたバンド一個も知らないんですけど(笑)。でもストレイテナーを始めた時、アイドルワイルドというイギリスのバンドは参考に成りましたね。イギリ スにいながらもアメリカのパンク、とかエモが好きな感じがおもしろいと思ってましたね。でもぼくアメリカのエモは一切聞いてなくて、2、3年くらい前から 後入りで聞き出した感じですかね」

──ストレイテナーのお客さんを見てるとミッシェルガン流れのお客さんとブラフマン流れのお客さんがうまくブレンドされていて面白いなと。

「そうですか、なるほど。でもどっちのバンドも好きだし」

──意識してそういう風にしようと思ったわけじゃないですよね。

「意識をしてないけど、もちろん影響はありますよね。日本でバンドをやっていれば。学生の頃友達のバンドはよく見に行っていたけど、日本のバンドをお金を払って見に行くことはあまりなかったんですけど、ミッシェルやブラフマンはお金を払って見にいっていたバンドですから」

──そろそろ次の展開を考えていかないといけないと思っている時期なんじゃないですか?

「そう ですかね、割と自然なんですけど、何も策略的なものは無くって、自然に出来るものが変わっていくし、ちょっとづつ新しいものも入ってくるし、 とにかく自分たちがおもしろいと思ってないと。自分たちの作る音に対してプレッシャーをかけたくないし、そんなには考えてないですね」

──ダンス・ミュージックみたいなのもやられてますが。

「昔のポスト・パンクとかはまったく知らないですけど、最近のポスト・パンク、ラプチャー、ライアーズ、レディオ4とかにインスパイアされた感じで」

──今のロック・バンドにとってダンス・ミュージックは必要だとかそういうことではないんですね?

「必要だなというか、おもしろいからやってみようかなという感じですね。単純に聞いた音楽を吸収して自分たちの音に変えるということを自然にやっているという感じですね」

──ミスチルの方とかに行ってみようとかいう気はないんですか?

「あー、どうですかね」

──ストレイテナーの音楽を聞いて感動している女の子の顔を見ているとそっちもありだよなとぼくは思ってしまうですが。

「そうですかね。凄いと思いますけどね、ミスチルの曲とか、でも自分の気持ちいいと思う所がそこにないのかなと、でももしかしたらそれは、何年かしたらそういうのが気持ちよくなってくるのかもしれないけど、今は違うなと」

──ストレイテナーの音を聞いていてぼくが思うのは各自の楽器、声が完成されていて、それが素晴らしいなと、そういう風にストレイテナーが完成したのって少人数だったからこそ出来たんじゃないかなとぼくは思うんですが、どうでしょう?

「うー ん。けっこう2人でやってた頃の事忘れちゃったんですけど(笑)。お互い干渉しないというか、好きにやる感じで、好きにやってきた結果、呼吸とかもすごく 合うし、ライブでやっぱ演奏が走ったり、もたったりしても、気づかないくらい合わせるというのもあるし。自分たちがきづいてないだけでそうなのかもしれま せんね」

──東京に出てくるのは不安はなかったのですか?

「不安はあんまりなかったんですよね、なぜか(笑)」

──ではバンドをやりに東京に出てきたいと思っている子らに「大丈夫だよ」と言えますか?

「あー、 それは自分の音楽を持っていれば、生み出す力を持っていれば出てくることは進めますけど。でも東京に出てきたら、本当に一杯凄い年上のバンドとかもイン ディーズで一生懸命やってるし、とにかくヘタクソなバンドってそんなにいないんですよね、東京来て思ったのは。どうしても地方だと、ヘタクソでも人気で ちゃってるとか」

──本当ですか?

「そういうのはあるし。東京に来るとバンドの一個一個のスタイルが確立してい るけど、芽が出てないというバンドがけっこういて。人から支持されるような環境に出れば凄く支持されるんじゃないかなというバンドもいたり、どれが劣って いるとか勝っているとかそういうのじゃないんですよね。それで自信が無くならなければ。俺たちはこれをやるというのが、スジが通っていれば、東京出てきて やるのが一番いいと思います。」

──1月にリリースされるシングル「Melodic Storm」を聞いた感じではメジャー3作目は今までのストレイテナーの方向性のままパワーアップしたアルバムになりそうですね。

「そうですね。けっこうとっちらかってると言えばとっちらかってるんですけど、楽しくというか、おもしろいことをやろうという感じですかね」

──とても楽しみにしてます。

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