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ソウル・フラワー・ユニオン

ソウル・フラワー・ユニオン

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本日のソウル・フラワー・ユニオン公演は
キーボード奥野真哉が昨日参加した
ボニーピンク広島公演の打ち上げがあまりに楽しく
今朝寝坊してしまった為に新幹線に乗り遅れて遅刻。。
開場時間が30分ほど遅くなります。

そんな告知が随所に貼られた本公演。予告どおり遅れての開場/開演となったが、ライブの始まりを和やかに、しかし今か今かと待ち望んでいた客席は、1曲目『風の市』でさらりと押し上げられた。そして、踏みしめるように慎重で、しっかりとした足取りで『松葉杖の男』。

新曲『海へ行く』『寝顔を見せて』でもこの確信的な姿勢は変わらない。重心は低く、確実に、歌われる「やさしさ」が隅々まで染み込んでいく。

近年のソウル・フラワー・ユニオンに影響を与えている重要人物・リクオの『アイノウタ』のカバーも披露される。この、赤面してしまうくらいストレートなラブソングを「この戦争をやめさせろ」の『極東戦線異状なし!?』と『うたは自由をめざす!』の間に挟んだのは、どの曲も同じ位置にあるということか。それとも組織的な照れ隠しか。

とにかく、多少無茶な曲順であっても、それが初披露の曲でも民謡でも、強引に納得させてしまう技量が、ソウル・フラワー・ユニオンにはある。それを無意識に体感した客席では、隅々まで手が上がり、子供も踊り、揺れる。

今回のツアータイトルにもなっている『もっとおっぱい』。メンバー全員がまじめな顔で「おっぱいおっぱい!」と叫ぶ様は圧巻である。名曲である。そして、曲全体がサビであるかと思わせるほど、頭から終わりまで盛り上がりを見せた『神頼みより安上がり』、『サヴァイヴァーズ・バンケット』で本編は閉じられた。その後も2度のアンコールに応え、3度目のアンコールを求める声に惜しまれつつ、公演は終了した。

しかしご安心を。12/15に、またここ、LIQUIDROOMでの公演が決定している。しかも「3ヶ月に一度ライブをやって10周年」というおまけ付き。ご期待下さい!

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