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ツアー序盤からパワフルさ全快!

 今年は、3月・4月に東名阪で行われたワンマン・ツアー(彼らがいままでに発表してきたすべてのオリジナル楽曲+未発表新曲=計54曲を、3日間セットリストにダブりナシ!)からスタートしたUNCHAIN。今回はサード・フル・アルバム『Hello, Young Souls!!』のリリース・ワン・マンツアー。札幌〈KRAPS HALL〉を皮破りに、仙台〈CLUB JUNK BOX〉を経て恵比寿リキッドルームへやってきた。
 前後左右めいっぱいお客さんで埋め尽くされた本公演は勿論ソールド・アウト!
 午後6時を少し回ったころに暗転。SEとともにフロアからは手拍手と歓声で迎えられ、ふたりの女性コーラス隊とともにメンバーが登場。
「リキッドルーム! Welcome to the “no-where” land!」
とヴォーカルの谷川が声を張って叫びオーディエンスを歓迎。待ってましたとばかりにフロアは前へ前へと押し合い、「さぁ、トーキョー! 一緒に今日を作っていくんやでー! ヨロシク!!」のかけ声でオーディエンスも更に臨戦態勢へ。続いて、ロックにダンス・ミュージックとゴスペルが融合されたキラー・チューン“Saves The Day”で一瀉千里にステージもフロアも谷川の言う「最高潮っ!!」へと駆け上がる。熱も冷めやらぬまま、「ここで、Today! のスペシャル・ナンバーいってもいいですかー!」(谷川)と言ってはじまったのは今夜のYoung Souls RE:MIX 第1弾となる“Inspire of life”、“Good Morning”、“I’ll Remember”、“Lovin You”のスペシャルメドレー。
「元気やなトーキョー!! 楽しいなー俺メッチャ楽しい! Say Yeah―!」とオーディエンスをさらに煽る谷川に「お前それ本当に好きな! 昔からやってるもんな(笑)」とギターの佐藤にツッコミを入れられつつも、コール&レスポンスでステージとフロアの距離はより近くなっていた。
「今日は来てくれて本当にありがとうございます! シュガー(=佐藤)が歌う“Sugar”、聴いてください!」と言ってシンセサイザーを弾きながら歌う佐藤に会場も沸き上がる。続く後半戦もUNCHAIN特有のキラキラとしたお洒落なサウンドとコーラスで熱をほどよく冷ますような“Turn Off The Light”や“Tonight’s The Night”といった楽曲が続く。と思いきや、Young Souls RE:MIX 第2弾はセカンド・ミニアルバムから“myself”、“Confront the world”のメドレー。後半戦の合図を示し“Don’t know why”、“Stay in the rough”などの夏を感じさせるチューン。そしてYoung Souls Re:MIX 第3弾、“Brighter days”、“September”のメドレーで会場をも残暑の熱気へと包んでいった。
 終盤になり、「みんなもYoung Soulsを持ってるよな? 死ぬまで持ち続けような! そういう気持ちをひとつ持っていたら、どれだけ周りが信じられなくなっても、生きていけるような気がします。僕は音楽と、この場所を信じて、まだまだやっていけたらと思います」と、谷川は今回のアルバムに込めた想いをフロアへ語りかけるように言った。本編の最後は“Don’t stop the music”で締めくくり、アンコールは“Movin’ my soul”からキラー・チューンでありUNCHAINの代表曲“make it glow”で幕を閉じた。
 決して同じではない、毎回がスペシャルなUNCHAINの今後のライヴも必見である!
(荒木貴紀)

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