FEATURE

人生狂わす、ニクいやつ

なぜ出会ってしまったのだろう?ルーツはここにあり!?
ヤツらとの出会いによって人生狂い咲き!?そんな“ニクイ”10枚をご紹介!

WRENCH

WRENCH

twitter facebook

 なぜ出会ってしまったのだろう? ヤツらとの出会いによって人生狂い咲き!?
そんな“ニクイ”やつらをご紹介。今回は活動歴20周年を迎えたレンチの登場。
 7月7日に20周年を記念した〈LIQUIDROOM presents “WRENCH 20th ANNIVERSARY~EDGE OF CHAOS~”〉を、Dachambo、あらかじめ決められた恋人たちへとともに行う彼ら。松田知大(ベース)、MUROCHIN(ドラム)、SHIGE (和田成文)(ヴォーカル、シンセサイザー)、坂元東(ギター)に参加してもらい、彼らのサウンドを生み出した10枚に迫る。そんな“ニクイ”人生を狂わせたやつらをご紹介。





── まずはこちらはみなさん満場一致の1枚という。
坂元オルタナの原型というか、聴けば聴くほどここからはじまったんじゃないかっていうぐらい。
── こちらの盤は皆さんが好きという感じで?
SHIGEそうですね。]
坂元相当な影響力を持った1枚だと思う。ヘルメットのなかでもセカンドだよね。
── これはリアル・タイムですかね。
SHIGEそうですね。俺らが22歳とかで「なんじゃこの音楽は!」って度肝を抜かれて聴いたのを憶えてる。俺らがちょうど出会ったころで。サウンド的には、どんどんワン・フレーズでビルド・アップしていく感じがドミニマルの感触というか、そういう言い方ができる。ずっと長く聴けるアルバムで。
松田すごいミニマル感はあるね。
── レンチはじめたぐらいの、みなさんの共通言語というか。
SHIGEそうだね。いまでも聴くよ。
坂元ひさびさ聴いたらすごかった。無機質だったり、変速だったり。かなり熱い1枚だと思う。
SHIGE80年代のニューウェイヴ感を一斉拒否したようなアルバムだし、「こういう音楽が良いんじゃないか」というのの代弁になったアルバムだったりするかな。

── こちらはSHIGEさん個人の。で、『メタル・ボックス』ではなく。
SHIGE今日はこの感じ。どっちも好きなんだけど。
松田新譜も意外に良かったよ。
坂元ライヴもすげー良いらしいね。
SHIGEこれ以上妖しい音楽を聴いたことがないというか。ダブとかノイズとかインダストリアルとか、全部、それを乗り越えちゃって孤独な道を走ちゃってて。強烈ですね、僕のなかでは。
── 出会ったのは? リアル・タイムではないですよね。
SHIGE後だね。自分もパンク・バンドやってて、後追いでレコ屋のおっちゃんに紹介してもらって。いまだに強烈で本当に色あせない、同じ頃の 音楽で色あせている音楽はたくさんあるけど、いまでも色あせない、ここまで強烈な音楽はそうそうない。

坂元これもリアル・タイムじゃなくて、もちろん後追いなんだけど、音楽というよりも生活の一部に欠かせないアルバムになっちゃって。俺の家で、もっともかかってるアルバムですね。精神的に拠り所になちゃってて、その空間が。風呂上がりとかにも聴くし。レンチというとちょっと関係ないかもしれないけど、自分の精神的な部分で。
── 自身の音楽感覚の基礎というか。
SHIGEとかかな。他にも一杯あるんですけど、今日の気分で選んでこんな感じですね。

── ここから2枚を坂元さんが。
坂元じゃあ、サバスを。やっぱりリフの基本というか。うちらの音楽でもリフって重要になってると思うんですけど。いろいろリフについて考えて、ちょっと大げさかもしれないけど、「どっから発生してきたのかな?」と思うと、それが結構サバスに集約されていく部分があると思ってて。“グランジの素”とか“メタルの素”って言われることがあるぐらいで。
松田ツェッペリンとサバスは“メタルの素”だよね。
坂元この妖しい、ゼッペリンよりもさらに妖しい感じ。
松田いわゆる“減五度のキー”だよね。キリスト教の音楽で使っちゃいけない音階って言われてて。それをフルに使ってて。
MUROCHINサタニック!
坂元ブラック・サバスのコンセプト自体というか、最初じゃないかな、人を怖がらせる音楽を作るという感覚からして。サタニックなものが好きだから、その基本ですかね。
松田当時のオジーの逸話とか、音楽雑誌に載ってるの、中学生とかだったから全部信じてて(笑)。かなりファンタジーな、いまになると全部嘘だなってわかるようなものだけど。
── そのぐらい存在感が衝撃的だったってことですよね。
松田カリスマですよね。

── ピンク・フロイドのなかでもコレを選んだのは?
坂元これに入ってる“Echoes”って曲が大好きで。『ピンク・フロイド ライブ・アット・ポンペイ』っていうライヴ・ヴィデオを観て、それが衝撃的だったんですよ。サイケデリックな世界観というか。映像的な音楽という意味では、最初に一番衝撃を受けた作品が『ピンク・フロイド ライブ・アット・ポンペイ』の“Echoes”だったんですよ。
MUROCHINあの映像すごいよね。「昼間かよ!」みたいな。
松田サイケデリックの入り口だよね
SHIGEこれ14年前とかに、俺の家とかでみんなで集まって観てたよね。一晩中視聴会やってた(笑)。
坂元「やばいね、やばいね」って言いながら。太陽の下でロジャー・ウォータースがドラを叩くシーンとか激ヤバだよね。
松田無駄に大げさなんだよね(笑)。
坂元このアルバムは自分のなかでサイケデリック・ミュージックの元祖という感じがあって。

RECENT 人生狂わす、ニクいやつ

人生狂わす、ニクいやつ TOP

RECENT 人生狂わす、ニクいやつ

人生狂わす、ニクいやつ TOP