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大槻ケンヂ

大槻ケンヂ

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大槻ケンヂに訊け!
第1回「やる側見る側にやさしいライヴハウスを」


リキッドルームを我が家のように愛してくださっている大槻ケンヂさんに、10月に2日間に渡って行われるイベントの話を伺いに行ってきました。しかし、話はとんでもない方向に。大槻さん、すいません。改善します。リキッドルームを見捨てないでください。よろしくお願いします。大槻さんの目線は鋭いですね。全ライブハウス関係者の方、必読です。そして、ファンの方は大槻さんのファンへの暖かい思いに涙です。
大槻さんの愛があればライブハウスは永遠に不滅です。



── 大槻さん、今日はお忙しいのに時間を割いてくださってありがとうございます。10月のイベントのことからお訊きしたいのですが。あれは30周年記念に続いての企画って感じなんですか?

大槻「まあそうですね。はい」

── どういうアイディアからそれをやってみようかと?

大槻「ええと、いろいろこう、まあ作曲者別、まあいろいろあの、ただね、ライヴを2日やるにしても、何かあったほうがいいでしょう?」

── はい。

大槻「たいがいライヴってリリースに合わせるということが普通なんですが、今回は特別に何かリリースということもないので、そのぶん企画性を持ったほうがいいかなと思って」

── 初日が本城聡章さんと大槻さんの企画で。

大槻「ええ」

── 2日目が橘高文彦さんと内田(雄一郎)さんの企画で。もうリハとかやられておられるんですか?

大槻「ああ、いや、まだやってないですね」

── 曲の候補はもう出てるのでしょうか?

大槻「出てないです、まだ」

── どんな感じになられると予想されていますか?

大槻「そうですねえ、どうだろうなあ。うーん、まあ、2日間ともなんかこう、雰囲気の違う感じになるんじゃないですかね。当然のことながら」

── 本城さんの日のほうがメロウな感じになるのでしょうかか。

大槻「いやいや、そういうこともないと思いますよ。ハードなものもいっぱいある。」

── 本城さんのほうがニューウェイヴな歌ものが多いから、メロウな感じになるのかな、と思うのですが。

大槻「うん、という印象があるんですけども。結構みんないろんなタイプの曲を作っているので、一概にそうとは言えないと思います」

── 初日は80年代の筋少で、2日目が90年代の筋少なのかなと思ったんですけど。本城さんは80年代は曲を作っておられないですね。

大槻「ああ、そうですね。うんうん、あの、筋少としては、おいちゃんが作り始めたのは、ええと、4枚目? 5枚目ぐらいからですね、たぶん。それまでおいちゃんの曲はなかったから。そうすると、まあその頃僕はたくさん曲を作っていたので。本城さんの曲に関して言えば、あんまり初期のアルバムからはないということに必然的になりますね。今気がつきました」

── ははは。じゃあ初日は80年代の筋少、2日目は90年代というイメージもなかったわけですね、別に。

大槻「んと、逆ですよ。だから、初日は80年代が少ないわけですよ。初日のほうは90年代以降の曲が多いわけですね。おいちゃんが曲を作り始めたのが90年代──ちょっとわかんないけど、90年代が中心なので。ええと……橘高・内田曲のほうが、80年代から前のほうからあったわけだから」

── じゃ、初期の筋少ファンは二日目の方が楽しめますね。あんまり何も考えずにこの区分けをされたわけですか?

大槻「うーんと……まぁ、だから、まあこれは第1回目ということで、第2回目であったらば、たとえば大槻・内田曲限定もできるし、本城・橘高曲限定もできるし」

── 三柴(理)さん?

大槻「いや、エディは現在はメンバーではないので」

── ああ、そっか。初期の頃は三柴さんの曲もありますよね。

大槻「ありますが。まあありますけども」

── メンバーじゃないから?

大槻「だから、それ以外の曲っていうことになるんじゃないすかね。もしそういうのやる場合は、カヴァーとか、そういう名義になっているものの中に、エディやかつていたドラムの太田明さんの曲なんかも入る日もあるかもしれないっていうふうになるんじゃないですかね。もしやるとしたら」

── レア集みたいな日ですね。僕、その日凄く楽しみです。このシリーズは続けて行われる予定もあるんですね。

大槻「うーんと、まあ、好評であれば。ええ」

── お客さんの反応はどうですか?

大槻「あ、ええ、良かったみたいですよ。好評であればだし。と言ってもまだやってないのでね、わからないですけれども。好評であればであるし、あと、さっきも言ったように、大概何かリリース物があって、それにからめたライヴであることが多いので。リリースものがない時っていうタイミングとかね、なんかタイミングによるでしょうね。またこういうのやるとするならば」

── 当分16枚目のアルバムは作る予定はないということですか?

大槻「それはまだ、なんか、内緒って感じで」

── 先に特撮は動くっていう感じなんですか?

大槻「先にっていうか、まあまあ、結果的には先に。になりますかね」

── オーケンさんはフォークの弾き語りもやられていて。

大槻「練習中です」

── でもライヴもされてましたよね。

大槻「修業中ってことですかね」

── フェスにも出られて。

大槻「ええ。はい」

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