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1-800 DINOSAUR Japan Tour

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まるでプライベートパーティ!
James Blakeと朝まで踊った 1-800 DINOSAUR Japan Tour

ポスト・ダブステップ界に登場した10年に1人の逸材、天才James Blakeが率いるレーベル、1-800 DINOSAUR。2011年、アメリカツアーのアフターパーティーのイベント名が名前の由来となっています。
メンバーは、彼のマネージャーDAN FOAT、サポートメンバーのギタリストAIRHEAD、ドラマーのMr Assisterとファミリー感満載。まるでJamesのスタジオやプライベートパーティにお邪魔させてもらったのような“近さ”があるのが特徴。
DJイベントだとはわかっているけれど、会場のあちらこちらから「1曲くらい歌ってくれないかな〜」という会話が聞こえたりして。やっぱりみんな考えること一緒なんだなぁ、なんて思いました。
オープニングのMr AssisterとDan Foatのプレイでフロアがみるみるうちに暖まり、James Blakeがステージに姿を見せたのは深夜2時をまわる頃。この時を楽しみにしてた!とばかりにどよめきが起き、会場に緊張感が漂います。
DJブースの後方に置かれたテーブルにずらりと並べられたレコードの山からアナログを取り出し、針を落とす。彼の姿をじっと見つめるオーディエンス。振動とメロディーが耳に伝わり、感情を抑えきれずどこからともなく“ウォ〜”と声があがりました。
JamesのDJの凄いところは、音の重層。まるで音が3Dに変換されたような立体感を身体で感じます。
リズム、テンポ、間、ヴォーカル、パーカッション…。音を数秒ごとにランダム重ねて遊んだと思えば、引いたり。異なるものと掛け合わせてみたり。
選曲もダブステップやレゲエ、ゴリゴリのヒップホップもとてもスマートにジャンルを横断。最後には、Stevie WonderのAsで会場はほんわか。
容赦なく身体にぶつかってくる音の波を吸収しながら、彼の音楽家としてのセンスに拍手を送りたくなるようなプレイでした。
“あ〜ぁ。終っちゃった。。”とこの後帰宅の途についたオーディエンスも多くいたみたいだけれど。実は最後まで残った人はJamesのセカンドセットも楽しめちゃったのです。Etta JamesのI’d Rather Go Blindなんかもチョイスしていて、彼のプライベートiTunesを覗き見したようなアットホームな気持ちになれました。
イベントは陽が昇りはじめるまで盛り上がり続けたのは正直驚き。もっと早く終っちゃうかと思ったオーディエンスは大満足。それよりも何よりも、最後までピンピンしていたJames Blake。さすが若者26歳、相当タフだな。
ということでレポートは終わりなのですが、残念ながら参加できなかったファンの皆さん、大丈夫です!今すぐPCを開き、SoundCloud、1-800 DINOSAURと検索してみてください。イギリスのBBCで定期的に『BBC R1 Residency』というラジオ番組をやっています。ここではイベントとはまた違ったフリートークなんかも挟みながらリラックスした1-800 DINOSAURのDJを楽しむことができます。Jamesの素な感じが知れてグーですよ!

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