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シャムキャッツ

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僕たちの音楽で運命が変わっちゃう人がいるかもしれない。いや、絶対にいると思うんですよ。

2014年にリリースされたアルバム『AFTER HOURS』、そして最新作『TAKE CARE』が立て続けにヒットを記録。いまやシャムキャッツは、東京のインディー・シーンをリードするバンドとして、その評価を揺るぎないものとしつつある。でも、ここで忘れたくないのは、彼らは千葉県浦安市を出身地とするバンドであり、短編集のように架空のストーリーが展開されていく『AFTER HOURS』と『TAKE CARE』の舞台となっているのは、鉄鋼団地が立ち並ぶ郊外の街並みだということ。そう、この2作におけるあまりにも秀逸なストーリーテリングとバンド・アンサンブルは、彼らが生まれ育った故郷と分かちがたく結びついたものなのだ。シャムキャッツの4人が自分たちのルーツを見つめるなかで完成させた作品であり、この時代を切りとったポップスの名盤としての輝きも放っている『AFTER HOURS』と『TAKE CARE』。その『TAKE CARE』を引っ提げたツアーの最終公演を控えるシャムキャッツの4人に話を訊いた。

── 『AFTER HOURS』と『TAKE CARE』って、作品のコンセプトから曲づくりのメソッドにいたるまで、すべてが狙い澄まして作られている印象があって。

夏目 そうですね。簡単にいうと、『たからじま』までの僕らは、「天然」でやってたんです。少なくとも僕はそうだったし、バンビ(大塚)以外はみんなそうだったと思う。もちろん、曲や歌詞のイメージは頭のなかにあるし、それを形にしていく作業そのものは、今もその頃と変わってないんですけど。当時はそれが理論的なものじゃなくて、雰囲気的なものを嗅ぎ取ってから、そこに近づけていく感じだった。歌の内容も、日々のフラストレーションとか、恋とか、そんな感じだったんですけど、それが『たからじま』のツアーを終えた頃に、「こういうやり方だと、この先きびしくなるな」と思ったんです。要は、ずっと天使待ちの状態なわけで。

── (笑)降りてくるのを待ってるだけじゃ、続かないだろうと。

夏目そうそう。そうやって自分の身を削っていくような作業を繰り返していくうちに、「もう削るところがないな」と思っちゃって。そこで、『たからじま』のツアー中に、車のなかでアズテック・カメラを聴いてたら「この感じでいったら面白くなりそうだね」みたいな話もあって、まずは参照する音楽の研究を進めようと。あと、作詞についてはそれまでのような自分を削るやり方じゃなくて、3人称で物語を描いたらどうかなっていうアイデアが浮かびまして。

── うんうん。

夏目それと、震災があって地元の浦安が液状化現象でぐちゃぐちゃになった時に「俺たちの住んできた街が、もしかしたらなくなっちゃうのかしれない」と思ったんですよね。そこから「この街の景色を歌にして残したい」っていうアイデアが生まれたんです。そのふたつのアイデアをミックスした結果が『AFTER HOURS』でした。

── その『AFTER HOURS』の前に、みなさんはTurntable Flimsとのスプリット12インチ・シングルをリリースしてますよね。あそこに収録されてた〈FOOTLOOSE〉は、みなさんの中でどういう位置づけの曲なんですか。僕はあれが『AFTER HOURS』の伏線だったと思ってるんだけど。

藤村そうですね。あの曲も80年代の16ビートを参照してるので。

夏目うん。ただ、あの頃はバンド全体のアンサンブルと歌詞が、まだ『たからじま』寄りだったと思う。だから、〈FOOTLOOSE〉はちょうどその中間の曲って感じですね。特に歌詞は、ある程度の手ごたえも感じつつ、「なんかまだ足りないな」と感じる部分もどこかにあった。それで、ここはちょっと記事になるのが恥ずかしいんですけど、宗さん(田中宗一郎。音楽サイト「ザ・サイン・マガジン」のクリエイティヴ・ディレクター)に相談してみたんです。「歌詞に足りないところがあるんですけど、それってなんだと思います?」って。そうしたら宗さんから「具体的な固有名詞とかを入れてみたら? 景色や心情をエモーショナルに描くことは、もう出来ているんだから」と言われて。じゃあ、それをやってみるかと。

── なるほど。歌詞に具体的な固有名詞を入れるのって、意識的に避ける人もけっこういますよね。楽曲から浮かび上がるイメージが限定されてしまいそうだからって。

夏目うん。それこそ『たからじま』や〈FOOTLOOSE〉の頃までは僕も避けてました。というのも、僕は歌詞に時代性みたいなものをあまり出したくなかったし、いつ聴いてもいいと思える曲が書きたかったから。でも、その考えが180度変わって、「むしろ、時を経たことを感じさせるような歌の方が、じつは残っていくんじゃないか」と思うようになったんですね。たとえば、そうだな…。ポケベルとか。

── (笑)。〈ポケベルが鳴らなくて〉みたいな。

夏目そうそう。そういう言葉をうまく入れながら、なんとか強度があるものを出せないかなと。そこでまたアンサンブルの話に戻るんですけど、だとしたら楽器の音やリズムは、その言葉を支えるような景色の役割をするべきなんじゃないかと。そこでさっきのアズテック・カメラみたいな、ネオアコのイメージが重なったんです。

── そうなると、演奏者として歌詞に向き合う姿勢もやっぱり変わってくる?

藤村えーっと。まず歌詞は曲が全部できたあとに仕上がるんですよ。

夏目そこについても一応いっとくと、『たからじま』の頃までは、俺も含めてメンバー全員が、レコーディングまで歌詞を一切知らなかったんです。それが『AFTER HOURS』では、「どんな歌詞になるのか、俺は何となくわかってる」という状況になった。そして今回の『TAKE CARE』では、「ある程度のイメージは全員に伝わってる」という感じでした。

── 共有されているイメージの度合いが、それぞれの作品で違うんだ。

菅原でも、これは最近になって気づいたことだけど、実際はシャムキャッツってそこまで変わってないと思うんですよ。多分みんな、ちょっとずつ上手くなっただけだと思う。というか「シャムキャッツが『AFTER HOURS』からガラッと変化した」みたいな見られ方に、俺はめちゃくちゃ違和感があるんですよね。ていうか、ない?

大塚(笑)。でも、そうだね。単純に音楽歴が長くなっただけなのかもしれない。

菅原それに「バンドで曲を作って、そこに夏目の歌詞が乗る」っていう流れは、シャムキャッツにとってはものすごく重要なことで。つまり、僕らは歌詞の前にバンドの音で世界観を作り上げてるんですよ。もっと簡単にいうと、僕らは「感覚」を曲にしてるんです。で、最近はその感覚を表現するための具体的なやり方がだんだん掴めてきたし、そこにメソッドの確立された夏目の歌詞が乗ってきたから、『AFTER HOURS』がすごく洗練されたように聞こえるんだろうけど、いま思えば、昔も昔なりに考えてやってたんですよね。それが当時はただ拙かっただけというか。

夏目そうだね。いろんなことを理論的に考え始めたタイミングで最初につくったアルバムが『AFTER HOURS』だったから、そこで大きく変わったように感じる人が多いんだろうけど、あくまでもこのバンドはちょっとずつ変化してるんですよね。

── うん。それに『AFTER HOURS』と『TAKE CARE』って、どちらもコンセプチュアルな切り口の洗練された作品ではあるけど、じつはそこをあまり気にしなくてもいいんじゃないかなって。単純にどちらも一つひとつの楽曲が楽しく聴けるアルバムだし。

夏目そうそう。じつはちゃんとはみ出てる部分があるし、そこに面白さにいいところもたくさん詰まってるってことですよね。

── そこで気になったのが、『TAKE CARE』に収録されてる〈PM5:00〉なんですけど、この曲は年明けに活動終了した昆虫キッズに捧げた曲だそうですね。率直に訊きたいんですけど、なぜ彼らのことを曲にしようと思ったのですか。

夏目単純に彼らとは、一緒に努力してきたイメージがあるんですよ。僕らと同じ頃にバンドを始めて、東京のインディーズで活動していくための理想的なカタチを模索してた友達が、昆虫キッズだった。でも、バンド同士っていつまでも一緒に仲良くやっていくわけにもいかないから、最近はそれぞれがんばってたんです。そんなときに彼らは「やめる」という決断をした。そんな友達に向けて、やっぱり僕らは1曲書くべきなんじゃないかと思って。友達に手紙を宛てるような気分で、すごくシンプルに書きたかったし、これならメンバー全員が同じ気持ちでつくれるかなって。

── ちなみにそのシャムキャッツが結成した頃のインディー・シーンって、どういう状況だったんですか。そして、当時のみなさんはそこでどんな理想を描いてたんだろう。

夏目これはホント新参者として当時感じたことなんですけど、東京のインディーズにはかっこいいバンドがたくさんいるんだけど、「果たしてこれはどうやって外にひろがっていくんだろう」と思ったんですよね。で、その状況に居心地の悪さを感じてた。「インディーズからメジャーに行く」みたいなコースがあるわけだけど、自分たちが求めてるのは、そういうことじゃなかった。インディーズでやり続けけるにしても、モデルになるようなやり方がなかった。じゃあ、どうするか。多分そういう考えを僕らと共有できてたのは、昆虫キッズくらいだったんですよね。

── その状況は今、どう変わりましたか。

夏目よくなってきてるけど、今でもやっぱり「もっとよくしていけるよな」っていう気持ちは変わらなくて。それで今もちょっとずつ頑張ってる(笑)。

菅原でも、ホントそれしかないですよ。それに、個人的にシンパシーを感じるバンドは、東京よりはむしろ地方に散らばってたイメージもあって。そもそも僕らは千葉ですからね。昆虫キッズも(高橋)翔ちゃんは川崎出身だし。

── その都内を中心に活動しながらも、最近のシャムキャッツは海外アーティストの来日公演をサポートする機会がかなり増えましたよね。そうした海外のバンドと共演していくなかで感じたことも色々あったと思うんですが、いかがですか。

夏目どう? ここは一人ずつ言ってこうよ(笑)

藤村じゃあ、僕から。それこそ僕は昔からアメリカやイギリスのバンドに対する憧れが、ものすごく強かったんですよね。でも、今は少し大人になったから、彼らがどういう状況で日本に来てるのか、その背景がある程度わかるようになった。だからこそ、そのすごさと大変さがわかるし、同時に「俺たちと一緒なんだな」とも感じるんですよね。ただ昔みたいに「握手してください!」みたいな感じではなくなったというか。

── それこそ先日オープニング・アクトを務めたベンジャミン・ブッカーとか、シャムキャッツよりもけっこう年下ですもんね。

藤村そうそう、やっぱり年下感ありましたよ(笑)。あと、これは勘違いかもしれないですけど、お互いの雰囲気にも昔ほどの違いはないような気もする。それこそ、どの国のバンドだって、今は僕らと同じようにユーチューブとかを観てるわけじゃないですか。拙い英語でも、そういう感覚はお互いにちゃんと伝わってると思うし。

夏目そうだね。僕も昔は海外のバンドにけっこう劣等感があったし、今こうして海外のバンドと一緒にやらせてもらっていても、やっぱり彼らと自分たちの違いは感じるんですよ。でも、それはあくまでも「違い」であって、今はそれを「差」だとは感じてない。で、それを踏まえて向こうのバンドを見ると、やっぱり彼らってすごく揉まれてきた感じがするんです。「きっとこの人たちは日本よりもたくさんの価値観や思想がひしめき合ってる環境のなかで、この音やスタイルを磨いてきたんだろうな」って。今はそれを肌で感じることができるし、それが自分たちのアイデアにもつながってますね。

── 大塚さんの場合はどうですか。いまシャムキャッツが共演されてるような海外のロック・バンドって、恐らく大塚さんの嗜好とはちょっと違うだろうと思うんですけど。

大塚そうですね(笑)。僕は元々ジャズ/フュージョンしか聴かない人だったし、それこそバンドを始めた頃は、けっこう技術至上主義だったんです。だから、一緒にやらせてもらってる海外のロック・バンドとかは、もちろん自分の好みではないんですけど。

── アハハハ(笑)。

大塚そこはもちろん(笑)。それでも「すごくいいな」と思えるところは、やっぱりあるんですよ。じゃあ、それが何なのかっていうと、彼らは経験してきたことがちゃんと音楽になってるんですよね。聴いただけで「ああ、この人だな」とわかるような音を出す人って、やっぱりいるんですよ。そういう人を見ると、ホントすごいなって思うし、自分もそういうベーシストになりたいので。普通って言われるのはいちばんイヤだし(笑)。

夏目うんうん。それに海外バンドの前座をやってると、当然だけど悔しさも出てくるよね。だって、自分たちのライヴよりも、あとに出てくるバンドの方が確実に盛り上がるわけですから。ただ、そこで対抗心を燃やしたところで、俺たちのライヴが盛り上がるわけじゃないし、かといってお客さんに媚を売るようなことをしても意味がない。そういうことを考えながらやってると、演奏スタイルっておのずと磨かれてくると思うんです。実際、彼らはそういう経験をたくさん重ねてきた人たちみたいだし。別に勝ち負けじゃないけど、トーナメントみたいにいろんな人たちとあたりながら、磨かれてきた人たち。そもそも海外は前座文化だって聞くし。

── そうなんだ。

夏目らしいですよ。3バンドの対バン形式とかはなくて、基本的にはワンマンライヴ。向こうのバンドはそこで前座を務めながら育っていくらしいです。聞いた話なので、違うかもしれないですけど。笑

菅原今の話とちょっと近いんだけど、俺が海外バンドと一緒にやってて感じるのは、バンドそのものよりも、背景の違いなんですよね。というのも、以前に旅行でニューヨークに行った時、向こうのライヴハウスをいろいろ回ってきて、たくさんライヴを観てきたんですよ。でも、そこで僕が思ったのは「やってることは東京のバンドもぜんぜん負けてないじゃん」ってことで。

夏目演奏のレヴェルとか、そういうことでしょ?

菅原うん。ただ、その一方で「もし自分がここで暮らしてたら、これはもっと楽しめるんだろうな」とも思ったんです。その違いが何かを考えると、悲しいけど、そういうことなんだろうなって。

── 音楽の受け入れられ方が違うってこと?

菅原そうそう。で、僕たちが東京で前座をやると、そういう外国のバンドの楽しみ方を知ってるお客さんがいっぱい集まるじゃないですか。だから、そういう場所で自分たちが演奏してみると、「なかなかうまくいかないな」と思うときもあって。もちろん、そういう場所で揉まれてきた人たちの強みも感じるし。

夏目そうだね。じゃあ、また違う視点の話をひとつしてもいいですか?

── どうぞ。

夏目関西に「551」っていう肉まんのお店があるじゃないですか。あそこ、めっちゃくちゃ美味くて、関西ではホント売れまくってるのに、なぜか関東には進出してこないんですよ。で、その理由はなにかっていうと、もしやるとしたら、ちゃんと売れるように多少はその地域に合わせた味にしないといけなくなる。それがイヤだから、関東ではやらないってことらしくて。

── やるならそのままの味で攻めたいと。

夏目やっぱり海外のバンドと一緒にやってると、「俺たちもあっちでやってみたいな」って思うんですよ。でも、いざ海外でやってみようとなったとき、当然「あっちに合わせるの?」って話になりますよね。やっぱり少しは、そういうとこ意識しないといけないかなとは思うんですね。でも、俺はそこで合わせる意味なんてないよなとも思うわけです。

── そうですね。そこは自分たちがベストだと思えるもので勝負しないと。

夏目うん。俺たちがやってるのはポップスですからね。日本に住みながらポップスやロックをやってて、今ここでどう勝負するのかを考えてる。それって閉じこもってるわけじゃなくて、それだけでもものすごく面白いことだと思うんです。でも、今やりたいのは、今ここで響くものを真剣に作った時に、同時にそれが外の世界でも響くようなものしたいなっていう気持ちが出てきた。外の世界に合わすとか合わせないとかじゃなくて。

菅原というか、俺がつくりたいのはそれなんですよ。どこに持っていっても良いと言われるようなポップス。別に自分は芸術家になりたいわけじゃないし。…いや、これもまたニュアンスが難しいな。芸術はつくりたいんだけど。

藤村つうか、バンドでしょ? バンドを続けていけば、それ自体が芸術になるかもしれないし。

菅原そう!バンドがやりたいんだよ。

夏目(笑)。せっかく芸術っていう言葉が出てきたから、ちょっとだけ真面目な話をしますけど、大学の時に受けた講義で「なるほど!」と思ったことがあって。「アンチ・デスタン」という言葉があるんですけど。

── アンチ・デスタン?初めて聞きました。

夏目それは「運命に逆らうようなものを芸術と呼ぶ」みたいな意味らしくて。もっと簡単にいうと、たとえば船旅である島に辿り着いたとき、岸辺にただの石が置いてあったとする。ふつう、そこで人は素通りしますよね。でも、それが誰かの手によって人のカタチをした石になってたら、それを見た人は「なんだこれ?」と思う。そうやって人間の行動を変えるかもしれないものがそこにあったら、それこそが芸術なんだっていう論があるんです。だとしたら、ある意味このバンドがやってることも、アートになるんじゃないかなって。

菅原うん。むしろ俺たちはそこに向かってやっていくべきだと思う。

夏目いま僕らがやってるポップスだって、きっと日本国内にいる一部の人たちの運命を変えられるものになってると思うし、意外とこのまま海外に出ていったら、僕たちの音楽で運命が変わっちゃう人がいるかもしれない。いや、絶対にいると思うんですよ。ほんのちょっとはね。だから、僕らはポップスをやることによって、アンチ・デスタンできたらなって感じですよね。だからまあ、繰り返しになりますけど、芸術家になりたいわけじゃなくて、バンドをやるってことです。

── かっこいい!

菅原でも、ホントそうだよね。バンドがいちばん面白いし、バンドじゃなきゃ出来ないことってあるから。

夏目まあ、あとは思いやりが大切ですよね。そこは「テイク・ケア」ってことで(笑)。

── うまくまとめようとしてる(笑)。じゃあ、最後に4月17日のツアー・ファイナルについて少し訊かせてください。『TAKE CARE』を軸としたセットになると、やっぱりライヴの構成や見せ方もいろいろ練ったものになりそうですよね。一方でシャムキャッツのライヴって、それこそエモーショナルなところが魅力でもあるんですけど。

夏目うん。今はそのエモーショナルなところをどうやって盛り込んでいこうかと思ってるところ。でも、その「エモーショナル」って、いわゆるグランジ的に壊していくようなことだけじゃなくて、もうひとつあると思ってて。それこそ、50年代の管弦楽が入ったウェルメイドなポップスとかって、ものすごく感情を揺さぶるじゃないですか。今はそういうふたつのエモーショナルな要素を織り交ぜて、それをライヴで具現化できたらいいなと。『TAKE CARE』の5曲ではそれが可能だと思う。

菅原もっと具体的にいうと、音の並びやバンドのハーモニーが、『TAKE CARE』は今までで一番いいと思うので、そこもすごく楽しみなんですよね。リキッドルームは音がいいし。

大塚その頃にはツアーを経て、曲の解釈もいろいろ変わってきてるだろうしね。

夏目うん。ツアー・ファイナルは、きっとそのあたりを掴んだライヴがやれるんじゃないかな。

いよいよ今週金曜日開催!
“シャムキャッツ『TAKE CARE』RELEASE TOUR FINAL”
https://www.liquidroom.net/schedule/20150417/24129/

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