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ONEOHTRIX POINT NEVER

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誰もがリキッドルームで体感したいと願った音の粒子、OPN再来日

東京中の好事家が集合したと言っても過言ではない満員の年末のリキッドルーム。きっとライブ終了後の帰り道の居酒屋や翌日の職場やあちこちで、彼らはこう言っていたに違いない。

「いやマジマジ、音の粒が形になって目に見えるんだよホントに」

ワープ移籍後のアルバム『R Plus Seven』からこの方、日に日に評価が高まるONEOHTRIX POINT NEVERの待望の再来日である。期待でぱんぱんに膨れ上がった観客を、奇跡のオープニングアクトとも言えるカールステン・ニコライのALVA NOTO(坂本龍一と共にゴールデングローブ賞音楽部門 ノミネート!)が予想外のずっしり硬質なビートのDJ SETで1時間ほどフロアを暖めた後、大歓声の中OPNことダニエル・ロパティンとサポートのネイト・ボイスが登場する。ダニエルはラップトップを操りつつ自らモジュレーションがかかったヴォーカルを披露し、ネイト・ボイスはステージ左右に縦方向に設置されたモニターに映しだされるビジュアルのコントロールに加え何とエレクトリックギターも演奏するというスタイルだ。ステージでは最新作『Garden of Delete』からの曲が中心に披露された。都内屈指の音響空間であ るリキッドルームの中で、音の粒子が徐々に積み重なっては臨界点を突破し、堰を切ったように圧倒的な電子音塊の奔流がフロアを埋め尽くす様を、あるいは熱狂的に踊りあるいは唖然としながら堪能するこの幸福をどう表現すればよいだろうかと、全ての観客は自問したに違いない。

そして、話は冒頭に戻る。UFO目撃譚かよとあざ笑われようが、きっとあの日あの場所に居た観客は今でも、「音の粒子が見えた」と友人に話し続けるのだ。だが幸運にもOPNを体験した観客であれば、本来語るべきは相手は胡散臭い目で貴方を見る同僚ではない。夏の屋外で全力疾走で円を描く体感性が音楽体験だと信じる青い生命体を、一人でも多くこの場所に連れてくることが次回の貴方の使命だ。繰り返しになるが、音は見えるのだと奴らに知らせねばならぬ。

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