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LIQUIDROOM&BOY presents
Song For Future Generation

LIQUIDROOM&BOY presents</br>Song For Future Generation
OPEN
18:00
START
19:00
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¥1500(税込・ドリンクチャージ別)
DOOR
¥2000(税込・ドリンクチャージ別) *17:30から販売予定。
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dodo/長谷川白紙/君島大空 (独奏)/東郷清丸/Yank!/Wez Atlas

TICKET
チケットぴあ [175-247]  ローソンチケット [75445]  e+

BOY

1/11 ON SALE

INFO

LIQUIDROOM 03(5464)0800

タイムテーブル公開!(2020.1.24)

2020年代の幕開けに、未来へ響かせる【Song For Future Generation】

2010年代、制作や発信、聴き方や体験等、音楽にまつわる環境は目まぐるしく変動していく時代となった。今では当たり前になった事も、ほんの数年前までは想像も出来なかった事ばかりだ。2020年代、いよいよこれまでの音楽の聴き方・作り方の常識が移り変わっていく時代となるだろう。

 

そんな新時代に突入した2020年初月・1月29日(水)、恵比寿LIQUIDROOMと、渋谷にある”FASHION&MUSIC”のコンセプトショップ・BOYによる共催イベント【Song For Future Generation】が開催される。
前回2017年9月に開催され、King Gnu / ドミコ / MONO NO AWARE / CHAI / odol / NITRODAY という、現在それぞれの展開で世に拡がりを見せているアーティストが集結し、未来への大きな提示となる一夜を生んだ。
今回の出演は、dodo / 長谷川白紙 / 君島大空(独奏) / 東郷清丸 / Yank! / Wez Atlas の6組。気鋭ラッパーからミニマルメロウの新星まで、自由度高く目が離せないラインナップが集う。

 

[dodo]は、等身大の日常や心境によるほろ苦いリリックとキャッチーなフック、愛らしいルックスを持つ新世代ラッパー。ミニマムなトラックに温かな彼のラップと存在がマッチし、多くのティーンエイジャーの共感を生んでいる。センチメンタルで生活感を感じさせるdodoの言葉選びは、2020年という少し前まで想像できなかった未来を生きる私達に、何処か安心感を与えてくれる。 キュートで真っ直ぐな笑顔を放つ彼だが、時折見せる狂気的とも言える鋭い言語表現やフロウにもまた魅了されてしまう。昨年のFUJI ROCK FESTIVALではルーキーアゴーゴーに出演し、堂々たるステージで観客を引き込んだdodo。この夜はどんな感情を生んでくれるのだろうか。

 

十代からインターネット上で楽曲を発表し、現在では崎山蒼志とのコラボレーション等自由な創作を行う音楽家[長谷川白紙]。四方八方から音が飛び出てくる様なファンタジックな音色を奏でる長谷川の楽曲は、毒々しさと煌々しさを兼ねた圧倒的な独自性で展開していく。昨11月にリリースされた1st フルアルバム『エアにに』では、リード曲”あなただけ”で見せるジャジーモダンサウンドから、不気味でスリリングな進行が長谷川らしい”砂漠で”、跳ねる鍵盤と優しいヴォーカルのみのラストナンバー”ニュートラル”まで、現在の長谷川白紙の音楽を存分に堪能出来る魔法的作品となっている。高い独創とテクニック、そして想像力が織りなすライヴは要必見。

 

2019年、”今気になる人はどなたですか?”という質問に対し、事ある毎に私が名を挙げたのが[君島大空]である。昨3月にリリースされた”遠視のコントラルト”で彼を知って以来、長谷川同様独創的な音景を放つミュージシャンとして追い続けた。UKロックやオルタナティヴロックの空気と、アンビエントとポップのギリギリのバランスの中で生まれた音楽という極めて稀有な印象を抱いた。初めて会ったのは、昨年のFUJI ROCK FESTIVAL。2日目のルーキーアゴーゴーステージに立つ彼と前夜挨拶を交わた。ライヴ当日、出演時間は土砂降りの雨。やはり何処か危うげで儚げで、枯れてしまいそうな声とメロディーがその場に居た多くの人の胸を締め付けたろう。悪天候に関わらずの超満員。1月29日は、[君島大空(独奏)]名義となるアコースティックセットでの出演。バンド形態とはまた異なった美しさが広がるだろう。

 

その前年のルーキーアゴーゴーで、ルーキーとは思えない堂々たるステージを繰り広げたのが[東郷清丸]。2017年にリリースされた1stアルバム『2兆円』は、その明らかに妖しさが漂うジャケット、60曲という常識を超える収録曲、それでいて肩の力が抜けた華麗なローファイ/サイケサウンドがなんとも心地良い衝撃作だ。その粛々と積んだであろうバランスの良さと勘の良さが、昨年リリースされた『Q曲』では更なるフィールドまで突き進んでしまい、2019年を振り返り浮き上がる奇特な作品となっている。この作品以降のライヴは観れていない為、正直どの様なステージを繰り広げるのか想像出来ない、そんな楽しみも増してしまう。2020年代に更なる世界へいざなってくれるであろうSSW・東郷清丸からよそ見出来ない。

 

大学の同期で結成したという[Yank!]は、 サイケデリックなサウンドとアフリカンミュージック等を通過したであろうビートがなんとも心地良い4人組ロックバンドだ。2019年にリリースしたEP『Space Out』のリード曲である”ループ”を一聴した際は、D.A.N.のデビューEP収録曲“Ghana”を初めて聴いた時の様な、知らず知らずの間にリピートしてしまう中毒性を感じ、それは間違いではなかった。タイトル通りループしていく曲調の中、彩付けされるかの様にファンクなギターソロが飛び込んだり、愛嬌のある展開に発展していく。まだまだ未知数な魅力を持つ彼らにとっても、私にとっても特別なステージになるに違いない。

 

そして、各ラジオ局のヘビーローテになるなど、着々と注目を集めるヒップホップアーティスト [Wez Atlas]。英語+日本語が気持ちの良い感覚で交じりあうトリッキーなラップ、インターナショナルな関係から生まれる同世代アーティスト達とのコラボ等、フィジカルの軽快さがこれからの活躍を期待させる存在である。ファンクバンド[ALI]のラッパーとしても活動するJua、ボストン在住の学生アーティスト・VivaOlaとの共作”Vise le haut”を昨年10月にリリースし、より多くのリスナーの関心を集めている。近年で国内のヒップホップが音色もコミュニティーも細分化していく中、ローファイとハイスペックという新鮮な掛け合わせを持つWez Atlasの今後が楽しみで仕方ない。

 

10年代後半に活動を始めた彼らが、2020年代の幕開け・1月29日の夜にそれぞれの表現で向かい合う【Song For Future Generation】。
まだ触れていない音楽とまだ想像出来ない未来は、何処か似た期待と新しい機会があるかと思う。この夜その場で触れた音楽や空気が、それぞれの未来に繋がる何かであればと切に願う(奥冨直人(BOY))。

 

 

▼dodo
神奈川県川崎市中原区在住の24歳、高校生ラップ選手権出場をきっかけに活動を本格化させるも、一時期活動を休止。2017年から再度本格化させ、2019年にはアルバム『importance』をリリースし、初のワンマン「ひんしの会」も開催。その後夏にはフジロックフェスティバル2019にも出場し、1ヶ月に1曲のペースで新曲をリリースしている。2020 年3月31日には渋谷 WWWにて「ひんしの会 Vol.2」が開催予定で、現在新作も制作中。

 

 

 

▼長谷川白紙
21歳音楽家。2016年よりSoundCloudなどで作品を公開し、17 年11月、フリー EP作品『アイフォーン・シックス・プラス』をインターネット上で発表。18年12 月、10代最後に初CD作品『草木萌動』をリリース。知的好奇心に深く作用するエクスペリメンタルな音楽性ながら、ポップ・ミュージックの肉感にも直結した衝撃的なそのサウンドは、各所で絶賛され、新たな時代の幕開けをも感じさせるものとなった。19年11月13日、待望のファーストフルアルバム『エアにに』が遂にリリース。大きな話題を呼んでいる。

 

 

▼君島大空
1995年生まれ 日本の音楽家。
高井息吹と眠る星座のギタリスト。
2014年からギタリストとして活動を始める。
同年からSoundCloudに自身で作詞/作曲/編曲/演奏/歌唱をし多重録音で制作した音源の公開を始める。
ギタリストとしてタグチハナ、坂口喜咲、婦人倶楽部、Orangeade、吉澤嘉代子などのアーティストのライブや録音に参加する一方、短編映画の劇伴。sora tob sakana、姫乃たまへの楽曲提供など様々な分野で活動中。
2019年3月13日に1stEPとなる『午後の反射光』をリリース。
フジロックフェスティバル ’19 ROOKIE A GO-GOに出演。

 

 

▼東郷清丸
1991年横浜生まれ。幼少期からバスケットボールで培った身体感覚と合唱コンクールの指揮者で養ったカンのようなものをベースに16歳頃から作曲を始める。童謡からポップス/ロック/ブラックミュージック/ラップなどの音楽のみに留まらず、人の会話や虫の鳴き声や車のエンジンや換気扇の回る音にいたるまで、耳に入るもの全てに感銘を受けながら音楽表現に取り組むソングライター。
演奏時は弾き語り、エレキ+リズムマシンを用いたソロ、他プレーヤーを迎えてのバンド編成など、 場所にあわせて自由な形をとる。
2017年1月、自宅にて制作した「ロードムービー」を soundcloud に公開し活動をスタート。同年3月に「TOKYO BIG UP!オーディション」最終選考出場。ライブ審査にて特別審査員の中尾憲太郎 / 松田“CHABE”岳二/MC.sirafu 各氏に絶賛され審査員特別賞を獲得。
2017年9月、自らの勤めるデザイン/活版印刷を軸とした会社 Allright内に新たにレーベル”Allright Music”を立ち上げ、11月に1st Album「2兆円」リリース。”APPLE VINEGAR AWARD”ノミネート10作品にも選出される。2018 年 7月、FUJI ROCK FESTIVALにてROOKIE A GO-GOに出演し、翌年のメインステージ出演をかけた選考の会場投票で1位を獲得。2019年5月、2ndアルバム「Q曲」をリリース。

 

 

▼Yank!
大学同期の4人で結成。サイケデリック、ブラックミュージックを通過したミニマル、メロウをコンセプトに都内で活動中。
2018年7月 1stEP「Slinky!」リリース
2019年8月 最新音源となる 1st Mini Album「Space Out」リリース

 

 

▼Wez Atlas
Wez Atlas is a hip-hop artist based in Tokyo, Japan. Often weaving in and out of English and Japanese, his flow is one of multicultural influence and technical skill. He released his first EP ‘Saturday’ in May 2019; Music videos for the tracks ‘Pink Lemonade’ and ‘Monochrome’ are available on Youtube.
Wez Atlas [ウェズ・アトラス] は東京を拠点とするヒップホップアーティスト。多文化なスタイルを取り入れ、高いスキルで日本語と英語を組み合わせたラップを魅せる。2019年5月に初EP ‘Saturday’をリリースし、Youtubeにて’Pink Lemonade’, ‘Monochrome’のミュージックビデオを公開した。