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SHAMEFUL

『SHAMEFUL』

電気グルーヴ

[label: キューン/2012]

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改心のアシッド・チューン!

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文:河村祐介

オリジナルとしては「Upside Down」以来、2年半ぶりとなる電気グルーヴのニュー・シングル。すでに本人たちが出演しているCM曲としてオンエアされているタイトル曲は、石野卓球の歌とトラックが重戦車のようにアグレッシヴに突き進むアシッド・チューン。そのサウンドは歌を主体にした『20』の作品群の延長と言うよりも、ダンスビートとともに電子音と戯れる、その前作にあたる『Yellow』の作品群の感覚に近いと言えるだろう。その攻撃的な本気の戯れの感覚はすでにSNSなどで話題になっているPVにも通じるものがある。カップリングの“Shame”は、初期のハードコア・ブレイクビーツを現代にアップデートしたかのようなレイヴィーなエレクトロ・ハウス。そのトラックを乗りこなす、ピエール瀧のナンセンスなラップはもはや伝統芸。両楽曲ともにパワフルな彼らの勢いを強く感じさせる内容。アルバムのリリースも予定されている、次なる展開が楽しみすぎる1枚。

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