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ミュージック・シーン

『ミュージック・シーン』

メレンゲ

[label: WARNER MUSIC/2012]

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結成10周年を迎えた芳醇なるバンドの響き

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2002年リリースの『ギンガ』から、本作で丁度、10周年を迎えるメレンゲ。前作『アポリア』からほぼ1年で届けられたあたり、そのバンドのモチヴェーションの高さを感じる。サウンドは、かれらのサウンドの肝とも言える、その儚く美しいメロディ、そしてクボケンジによる歌詞が空間を美しく描いていく。そして彼らのサウンドを特徴付けている要素のひとつでもあるシンセ・サウンドはよりバンド・サウンドに浸透し、花として旋律を彩る。メレンゲ流のポップなエレクトロ・ディスコとも言える“フィナーレ“とストレートなバンド・サウンドとストリングスが壮大な世界を描きだす既発曲”うつし絵“の触れ幅もバンドの厚みを感じることができる。GOING UNDER GROUNDとスプリット・ツアーの記念曲“給水塔”、提供曲のセルフ・カヴァーなども収録。アルバム・ラストにはディスコ調のオリジナルを、意外にもビートレスでチルな鍵盤弾き語りへと変換した“フィナーレ”のやけのはらミックスを収録。

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