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Song For Future Generation 決定!

2020年代の幕開けに、未来へ響かせる【Song For Future Generation】

 

2010年代、制作や発信、聴き方や体験等、音楽にまつわる環境は目まぐるしく変動していく時代となった。今では当たり前になった事も、ほんの数年前までは想像も出来なかった事ばかりだ。2020年代、いよいよこれまでの音楽の聴き方・作り方の常識が移り変わっていく時代となるだろう。

 

そんな新時代に突入した2020年初月・1月29日(水)、恵比寿LIQUIDROOMと、渋谷にある”FASHION&MUSIC”のコンセプトショップ・BOYによる共催イベント【Song For Future Generation】が開催される。
前回2017年9月に開催され、King Gnu / ドミコ / MONO NO AWARE / CHAI / odol / NITRODAY という、現在それぞれの展開で世に拡がりを見せているアーティストが集結し、未来への大きな提示となる一夜を生んだ。
今回の出演は、dodo / 長谷川白紙 / 君島大空(独奏) / 東郷清丸 / Yank! / Wez Atlas の6組。気鋭ラッパーからミニマルメロウの新星まで、自由度高く目が離せないラインナップが集う。

 

[dodo]は、等身大の日常や心境によるほろ苦いリリックとキャッチーなフック、愛らしいルックスを持つ新世代ラッパー。ミニマムなトラックに温かな彼のラップと存在がマッチし、多くのティーンエイジャーの共感を生んでいる。センチメンタルで生活感を感じさせるdodoの言葉選びは、2020年という少し前まで想像できなかった未来を生きる私達に、何処か安心感を与えてくれる。 キュートで真っ直ぐな笑顔を放つ彼だが、時折見せる狂気的とも言える鋭い言語表現やフロウにもまた魅了されてしまう。昨年のFUJI ROCK FESTIVALではルーキーアゴーゴーに出演し、堂々たるステージで観客を引き込んだdodo。この夜はどんな感情を生んでくれるのだろうか。

 

十代からインターネット上で楽曲を発表し、現在では崎山蒼志とのコラボレーション等自由な創作を行う音楽家[長谷川白紙]。四方八方から音が飛び出てくる様なファンタジックな音色を奏でる長谷川の楽曲は、毒々しさと煌々しさを兼ねた圧倒的な独自性で展開していく。昨11月にリリースされた1st フルアルバム『エアにに』では、リード曲”あなただけ”で見せるジャジーモダンサウンドから、不気味でスリリングな進行が長谷川らしい”砂漠で”、跳ねる鍵盤と優しいヴォーカルのみのラストナンバー”ニュートラル”まで、現在の長谷川白紙の音楽を存分に堪能出来る魔法的作品となっている。高い独創とテクニック、そして想像力が織りなすライヴは要必見。

 

2019年、”今気になる人はどなたですか?”という質問に対し、事ある毎に私が名を挙げたのが[君島大空]である。昨3月にリリースされた”遠視のコントラルト”で彼を知って以来、長谷川同様独創的な音景を放つミュージシャンとして追い続けた。UKロックやオルタナティヴロックの空気と、アンビエントとポップのギリギリのバランスの中で生まれた音楽という極めて稀有な印象を抱いた。初めて会ったのは、昨年のFUJI ROCK FESTIVAL。2日目のルーキーアゴーゴーステージに立つ彼と前夜挨拶を交わた。ライヴ当日、出演時間は土砂降りの雨。やはり何処か危うげで儚げで、枯れてしまいそうな声とメロディーがその場に居た多くの人の胸を締め付けたろう。悪天候に関わらずの超満員。1月29日は、[君島大空(独奏)]名義となるアコースティックセットでの出演。バンド形態とはまた異なった美しさが広がるだろう。

 

その前年のルーキーアゴーゴーで、ルーキーとは思えない堂々たるステージを繰り広げたのが[東郷清丸]。2017年にリリースされた1stアルバム『2兆円』は、その明らかに妖しさが漂うジャケット、60曲という常識を超える収録曲、それでいて肩の力が抜けた華麗なローファイ/サイケサウンドがなんとも心地良い衝撃作だ。その粛々と積んだであろうバランスの良さと勘の良さが、昨年リリースされた『Q曲』では更なるフィールドまで突き進んでしまい、2019年を振り返り浮き上がる奇特な作品となっている。この作品以降のライヴは観れていない為、正直どの様なステージを繰り広げるのか想像出来ない、そんな楽しみも増してしまう。2020年代に更なる世界へいざなってくれるであろうSSW・東郷清丸からよそ見出来ない。

 

大学の同期で結成したという[Yank!]は、 サイケデリックなサウンドとアフリカンミュージック等を通過したであろうビートがなんとも心地良い4人組ロックバンドだ。2019年にリリースしたEP『Space Out』のリード曲である”ループ”を一聴した際は、D.A.N.のデビューEP収録曲“Ghana”を初めて聴いた時の様な、知らず知らずの間にリピートしてしまう中毒性を感じ、それは間違いではなかった。タイトル通りループしていく曲調の中、彩付けされるかの様にファンクなギターソロが飛び込んだり、愛嬌のある展開に発展していく。まだまだ未知数な魅力を持つ彼らにとっても、私にとっても特別なステージになるに違いない。

 

そして、各ラジオ局のヘビーローテになるなど、着々と注目を集めるヒップホップアーティスト [Wez Atlas]。英語+日本語が気持ちの良い感覚で交じりあうトリッキーなラップ、インターナショナルな関係から生まれる同世代アーティスト達とのコラボ等、フィジカルの軽快さがこれからの活躍を期待させる存在である。ファンクバンド[ALI]のラッパーとしても活動するJua、ボストン在住の学生アーティスト・VivaOlaとの共作”Vise le haut”を昨年10月にリリースし、より多くのリスナーの関心を集めている。近年で国内のヒップホップが音色もコミュニティーも細分化していく中、ローファイとハイスペックという新鮮な掛け合わせを持つWez Atlasの今後が楽しみで仕方ない。

 

10年代後半に活動を始めた彼らが、2020年代の幕開け・1月29日の夜にそれぞれの表現で向かい合う【Song For Future Generation】。
まだ触れていない音楽とまだ想像出来ない未来は、何処か似た期待と新しい機会があるかと思う。この夜その場で触れた音楽や空気が、それぞれの未来に繋がる何かであればと切に願う(奥冨直人(BOY))。

1/29の公演詳細はコチラから

Samm Henshaw 決定!

トヨタ自動車、新型カローラシリーズのTV CMに起用されたことで話題のソウルシンガー、サム・ヘンショウの初来日公演が決定!
昨年リリースしたシングル「Church」がトヨタ自動車、新型カローラシリーズのTV CMに起用されたことで話題のロンドンを拠点に活動するソウル・シンガー、サム・ヘンショウの初来日公演が5月1日(金)にリキッドルームにて開催されることが決定しました。
これまでにEPを2枚リリースし、チャンス・ザ・ラッパーやジェイムス・ベイのサポートアクトに抜擢されるなど注目を集める彼の初来日公演は必見です。

5/1の公演詳細はコチラから

WESTBAM/TAKKYU ISHINO 決定!

日独、最強の「夜の力」が相まみえる

ウェストバムと石野卓球による最強タッグの東阪ツアー


日独のテクノ・シーンを代表する、最高峰DJたち、まさに朋友、ウェストバムと石野卓球による東阪ツアーが決定。ウェストバムはジャーマン・テクノのオリジネイターのひとりにしてトップDJ。1980年代からDJとして活躍、1985年にはレーベル〈Low Spirit〉を設立。その足場となったノイエ・ドイチェ・ヴェレ(ジャーマン・ニューウェイヴ)とドイツのダンス・カルチャーの結びつきから、UKレイヴ・カルチャーの流入を背景にドイツの巨大なテクノ/ レイヴ・シーンを作り上げた。1991年には彼の代名詞とも言えるパーティ、MAYDAYをスタート、巨大レイヴへと育てあげた(このあたりの歴史は網羅した自伝、待望の邦訳『夜の力』は必読)。今年、2019年、2月にWiz Khalifa、Kendrick Lamar、Drake、Lil Wayneらをフィーチャーしたアルバム『The Risky Sets!!!』をリリース、また11月にはベルリンの壁崩壊から30周年を記念し開催された式典、30 Jahre MauerfallにもDJとして招聘されプレイするなど、ドイツ国内ではDJカルチャーを象徴するリビング・レジェンドとも言える存在だ。1990年代後半より、石野卓球とはさまざまな面でコラボレート。DJでの招聘はもちろん、石野自ら、そのソロ・ワークのなかでも「音楽人生のなかで区切りになるような曲」と評する「Elektronische Tanzmusik」を、ふたりのユニット、Takbam名義で1996年にリリース。またこうした交流から生まれたのが、日本国内最大級の石野主宰の屋内レイヴ、WIREであり、これは国内のテクノの普及にも大きな影響を与えた出来事と言えるだろう。現在まで続くその友情関係は、石野卓球のSNSフォロワーならば、その常連率でもはや説明することもないでしょう! もちろん、そのキャリアに裏打ちされたDJプレイも唯一無二のグルーヴ。見逃し厳禁な東京、大阪の夜に!(河村祐介/OTOTOY)

 

2/7の公演詳細はコチラから

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